さっさと結婚しろ

生きるのがつらいなりきり趣味の30歳女性が結婚するまで書くブログ。婚活しろ。

全然なりきり関係ないけどバンドマンを好きになったときの話

※なりきりのバンドマンじゃないです。

 

2014年くらいに人生で初めてバンドマンと出会いました。

チャットアプリっていうの?メッセージバードっていうアプリでなんとなくやり取りが続いた相手でした。

今思えばこういうやり取りだって顔が見えない以上ある種なりきりだな~と思うんだけどね。彼はボーカルをしていて、歌声を聴いたりしているうちに、なんとなく好きになりました。大体返事が来るのは深夜の遅くで、3時とか4時とか、ほんと普通の社会で生きていたら返事なんてできない時間。だけどかまってもらえるのがうれしくて結構起きちゃったりしていた。この時からすでに構われたがりだったのねえ。

2014年頃かな、私は当時シェアハウスに住んでいたのと習い事もしていたので全然まともに相手してる暇なんてなかったはずなんだけど、芝居に行き詰って音響監督から「一回抱かれて来い」と言われたのをきっかけにそういう相手を探していたのもある。

こういう風にリアルで連絡している人がいる時期はなりきりしてた記憶ってあんまりないんだよね。この間ログを整理していたら、2014年って何してたんだ??ってくらい空白でした。のめりこめるものがあればなりきりなんて不毛なことはしなくてすむんだ。(この恋愛もかなり不毛だったけどね!!)

 

ちょっとずつ書いていくので今日はここまで。

 

2月10日追記。

彼と実際にあったのは渋谷のTSUTAYA前。スタバの前だったかな。わたしは化粧をなおしてたぶんいつも通り、ちょっと遅れて待ち合わせ場所に現れた。

正直一件目のことはあんまり覚えていない。鳥貴族みたいなところを3件くらい回ってどこもいっぱいだったからたぶん土曜日かなあ。渋谷の20時くらいだったと思うんだけど。それでまあそういう安い居酒屋に入った。結構なペースで飲む人だなと思いながら私も結構なペースで飲んだような、そうでもないような。で、2件目はカラオケに行こうと言われて吉本の劇場の横のローソンだったかファミマだったかで安い酒を買った。このときはたぶん奢りだった。その前は割り勘だったかも?で、カラオケ代も奢ってもらったはずだ。カラオケでべろんべろんになるまで飲まされて、あれはああいう作戦というかバンドマンあるあるだったんだろうなと。私も一回抱かれて来いと言われている以上どういう理由をつけても抱かれなくてはと思っていたのもあり終電を逃す。当たり前だな。

彼の家は二子玉川のほうだったので、今思えば渋谷から近いわ~なるほどね~と待ち合わせ場所にも納得してしまうのであった。彼にはその後神奈川千葉問題でマウントを取られてひとしきりわたしは根に持った。(※互いに田舎から出てきているのにもかかわらずだ)

ちなみにわたしは酔っぱらってもものすごい理性を働かせることが出来る、と思っていたので(当時は。その後28歳になった時にどうしようもないぐらい潰れた。)「この人ならいいかー」とついていったのだ。いわば打算だ。なんかどこかの公園で階段を下りた気がするんだけど階段を下りたのは幻想だったのかもしれない。

画が描ける人はこういう風景をみずみずしく残しておけるのかなあと思うと少しうらやましい。

まあそんな感じで彼の家に乗り込んだわけだ。アパートへの道順は結局その後も覚えられなかった。(覚える気もなかった)わたしは「覚えなきゃ」、と言ったけど、「毎回おれが案内するからいいよ」と言われた。わたしは「あー遊びなんかいな?」と思ったけど、「まあいいか」と結局最後まで覚えなかったところがわたしらしい。

彼の部屋はアパートの2階の確か角部屋だった。1Kの6畳くらいかな。トイレに入った覚えはまったくないけどバストイレ別だったと思う。お風呂はいつか忘れたけど一回だけ借りた。

カーテンが薄青くて、何か自分で染めたような空の色だった。電気を消しても外からの光でいつも薄明るかった。後日窓の外を見たとき、そこは見晴らしが悪くて、隣のアパートのうすく茶色い壁が見えるだけで、彼はいつもその朝も昼も夜もうす青い空間でカーテンを閉めていたような気がする。たしかすぐそこに小さな川が流れていた。